消費者金融

不況に強い消費者金融

90年代に発生したバブル崩壊の影響で、莫大な不良債権を抱えた銀行業界を後目に、当時の消費者金融業界はアコムが開発した無人契約機や奇抜なテレビCM等によって利用者を増加させることに成功し、空前の営業利益をあげていました。企業への融資に固執した銀行業界と、個人への信用融資に限定した消費者金融業界で、まさかこれほど差がつくとは誰しも予想しなかったことでしょう。

不良債権を抱えて二進も三進もいかなくなった銀行や証券会社は軒並み大きなダメージを受け、倒産する金融機関も少なくありませんでした。代表的な銀行倒産は、長銀、北海道拓殖銀行、日債銀などで、山一証券や日産生命、第一火災海上保険といった金融業者も倒産の憂きにあったのです。

また、こういった金融経済の不況によって銀行の貸し渋りも深刻化し、中小企業の倒産が相次いだものです。

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躍進した消費者金融

このように銀行や証券会社といった金融業者や民間企業が申告な不況に喘ぐ中、消費者金融業界は史上最高の収益をあげていたのです。日本全国の企業が深刻な不況下にある中で、異常ともいえる営業利益を得た大手消費者金融は、その勢いをもって1996年に東証一部上場を果たすことになります。その名は、アコム、プロミス、三洋信販、武富士といった大手金融会社です。

当時の貸付金利は、29.2%が上限として、平均して25%〜29.2%で貸し付けされていました。今と比較すればとんでもなく高い利息ですが、当時は当たり前のように大手の消費者金融がこのような高金利で融資を行っていたのです。